九 州 一 人 旅

2008.05.18

 今日の出会いは、気の毒なキャンカー????

 5時半隣がうるさくて目が覚めた、こんなに早く大勢の客(子どもも居た)を乗せた観光バスが2台止まっていた、添乗員もいたようだ。何処に行くのか????

 もっちゃん号を見ると昨晩の桜島の灰が積もっていた。

 昨晩のキャンカーさんから鹿屋航空祭の事を聴いていたので、朝食を済ませ出かけた。

 鹿屋への道筋には「エアーメモリアルinかのや」看板が立っており、誘導されるように鹿屋基地に入った。8時であった。
US−2
U−36A
UP−3D 
 C−1

 まもなく、オープニングセレモニーが始まり、P−3C4機の編隊飛行が開始を宣言した。
アクロバット飛行があるというのでカメラを持って構えていた、「DEEP BLUES」と言うグループの飛行であった。

 早めに基地を後にしたが、鹿屋市内はこの航空ショウ−の見学する車で大渋滞であった、おかげで道の駅「くにの松原おおさき」へは大きく遠回りしてしまった。

 ここの道の駅は多くのキャンパー達が寄る道の駅。
道の駅「くにの松原おおさき」のシンボル
もっちゃん号に降り積もっている「へ」
道の駅「くにの松原おおさき」 

 大阪ナンバー、堺ナンバー、習志野ナンバー、久留米ナンバー、北九州ナンバーなどのキャンパーさん達が来ていた。キャンカーも2台ほど止まっていた。

 ワンボックスの車で練馬ナンバーの夫婦と話すことが出来た。

 家を出て10ヶ月になるとのこと、昨年の7月に家を出て北海道に渡り、一ヶ月間北海道での楽しい思い出を作り、その後日本海側を走り九州へ来て、大変なことになったとのこと。

 何時の時点かわ不明であったらしいのだが、持ち金を全て取られたとのことです。


 早めに退職され、その退職金全てを持って夫婦で旅に出た、奥さんは東京の生活より北海道の空気の良さに、病気がちであった体も良くなり、一ヶ月の北海道旅行を終え九州へと、昨年の11月頃盗難にあったとのこと。

 一時はどん底に陥り、目の前が真っ暗になったとのこと、そこで以前知り合った人を訪ねて南九州へきて、職をお願いして今ではコンビニエンスストアで深夜のアルバイトをして生計を立てていると。 
 (昼間は道の駅で体を休め。夜になるとコンビニで駐車、奥様が車の中で仮眠、旦那さん店の中で仕事)



 話を聞いて、慰めの言葉も出なかった、ただただ体だけは・・、と言うだけしかなかった。


 キャンカーの旅をしていて、多くは自分達の人生を有意義に過ごしている方々と話をして、自分なりに納得してきたが、今日は、時の瞬間をついた、いたずらなのか、あまりのもむごいことを聞いてしまった。
宮崎県南郷町近くの公園


 奇麗に整備された公園
ハイビスカスの花
公園の展望台から、沖を行くフェリー

 その後は、串間から日南市へ、そこから日南海岸を走り堀切峠横の、道の駅「フェニックス」へ入った。

 駐車場は車が多く、一番奥へ駐車した。

 時間が経つに連れだんだんと車が減り、18時には2〜3台になった。

 その一台は長岡ナンバーの車、オーナーが出てきて色々話をした、そのオーナーは九州の温泉巡りをしているとのこと、今日も3カ所の温泉に入りここに来たとか、羨ましい。

 今日は昼からの運転に、一寸動揺のようなものがあった、あの練馬ナンバーの夫婦を思うと・・・・・・・。
フェニックス駐車場にて
日南海岸 海岸縁に降りる。